プライマリーケア医療

プライマリーケア医療とは 
primary health care
【プライマリーケア・PHC】

 訳としては「初期診療」や「一次医療」と訳されることが多く、WHO(世界保健機関)では

「人類の健康状態を改善させるために必要なすべての要素を地域レベルで統合する手段をいい、国家保健システムに組み込まれていて、予防、健康増進、治療、社会復帰、地域開発活動すべてを含む」

と定義し、包括的医療の考えを広める中核的考えとされています。

 日本では、「プライマリーケア」といい、「病気やけがをしたとき最初に受ける医療」という意味に限定して使われることが多く、また、プライマリーケア医は、一般医、家庭医などとも呼ばれています。いくつもの健康問題をかかえている場合や社会的、心理的問題が背景にある場合など、さまざまな問題に総合的に関わっていくことがプライマリーケア医の役割です。

 患者様が最初に接する医療の段階で、それが身近に容易に得られ、適切に診断処置され、また以後の療養の方向について正確な指導が与えられることを重視する概念とも言われています。



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